初めて子供にプログラミングを学ばせようとする時、何から始めればよいか迷う方も多いと思います。
最初に苦手意識を持ってしまうと、プログラミング学習を楽しめなくなるので、子供が興味を持って取り組める環境を選ぶことが大切です。
まずは「楽しい!」と思ってもらえることが目標ですね。
小学生がプログラミングを学ぶのに適したツールが沢山あります。まずは興味を引く方法として楽しく学べるツールを選ぶことが大切です。
この記事では、小学生がプログラミングを学ぶ時に選択できるツールを中心にご紹介していきます。
小学生が学ぶプログラミングとは
まず最初に、プログラミングというと、プログラマーやSEの仕事を思い浮かべるかもしれません。
小学生が学ぶプログラミングは仕事で行うプログラミングとは別ものです。
仕事で行うプログラミングはJavaやPython等のプログラミング言語を使って、プログラムコードを書いていきます。
上の画像のようなイメージです。
一方、小学生向けのプログラミング教育では、ゲームやビジュアルツールを使って楽しみながら学ぶことが多く、それを通じて基礎的な概念やアルゴリズム、論理的思考を養うことを目的としています。
アルゴリズムや論理的思考は本格的にプログラムを書く時にとても重要になります。
まずは、楽しみながらその概念を身に着けていくことが、小学生のプログラミング学習で重要なポイントです。
おすすめの小学生向けプログラミング教材
小学生にプログラミングを教える際には、楽しさと興味を引き出すことが大切です。おすすめの教材としては、視覚的に分かりやすく操作が簡単なものが多くあります。特に、ゲーム感覚で学べるものや、実際に動くロボットと連動するものなどが人気です。
プログラミング教材は、小学生に向いているビジュアルプログラミング、ロボットプログラミング、ゲームプログラミング、更に本格的にプログラミングを学べるテキストプログラミングなど、さまざまな種類があります。これらの教材は、子供の興味やレベルに応じて選ぶことが重要です。
迷ったらまずはこれ!ビジュアルプログラミング教材
ビジュアルプログラミング教材は、小学生にとって最も入りやすいプログラミング方法の一つです。
例えば、Scratchなどはブロックを組み合わせるだけでプログラムを作成でき、直感的に学習が進められます。難しいコードを書く必要がなく、まずはプログラミングの基本的な概念を楽しみながら学べるため、多くの学校でも取り入れられています。
迷ったらまずは「Scratch」を試してみるのがおすすめです。
無料で使えます!
その他にも、無料で使えるビジュアルプログラミング色々あります。詳しくはこちらの記事を参照してください。
ロボットプログラミング教材
ロボットプログラミング教材は、実際にロボットを動かすことで学べる形式で、子供たちの興味を強く引き出します。
組み立てたロボットをプログラムで動かすのが特徴で、ロボットがプログラムによって動くのを見ることで、プログラミングの成果が直接目に見えるため、非常に人気があります。
LEGO(レゴ)でロボットを作って動かすプログラミングキットも販売されていて、そちらも人気です。
レゴが好きなお子さんは多いですよね!
ロボットを組み立てる楽しさと、それをプログラムで動かすことができる驚きは子供の興味を引き付けます。
ゲームプログラミング教材
ゲームプログラミング教材は、子供たちの大好きなゲームを自分で作ることができるため、非常にモチベーションが高まります。
ツールとしては、簡単に始められるScratchや、MOONBlockがあります。自分だけのオリジナルゲームを作る過程で、自然とプログラミングスキルが身についてきます。
ゲームが好きな子におすすめです。
スマホアプリ教材
Springin’というアプリはスマートフォンやタブレットで使用できるアプリで、プログラムは書かずに、直感的な操作でゲームや絵本などを作ることができます。
企業に知ってもらえるチャンスとなるタイアップコンテストが行われているので、子供だけでなく、クリエーターにも人気があるようです。
テキストプログラミング教材
テキストプログラミング教材は、実際のプログラミング言語を使ってコードを書くことを学びます。Pythonなどの簡単な言語を用いることが多く、プログラミングのより深い理解が求められます。
小学生にとってはやや難しいと感じることもありますが、基本から丁寧に指導することで、将来的に大きなスキルアップにつながります。
仕事で行うプログラミングと同じです。
保護者がサポートする方法
小学生がプログラミングを始める際には、保護者のサポートが重要です。
まず最初に、保護者自身が基本的な操作を理解し、子供たちと一緒に学ぶ姿勢が大切です。一緒にゲーム感覚でScratchのプロジェクトを作成したり、プログラムの動きを確認してみることで、子供たちの学習意欲が増します。
また、家庭での学習環境を整えることも重要です。定期的な学習時間を設けたり、成果を共有することで、学習の一貫性を保つことができます。
独学とスクールのどちらが良いか
プログラミング学習を進める際、独学とスクールのどちらが良いかという悩みも多いでしょう。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
独学のメリットは、自分のペースで学べる点です。ただし、継続する意欲を保つのが難しいことがあります。一方、スクールでは、体系的なカリキュラムに基づいて学ぶことができるため、効率よく学習が進められます。
また、講師や他の生徒と交流する機会があるため、モチベーションも維持しやすいです。子供の性格や家庭の状況に合わせて、どちらが適しているかを検討すると良いでしょう。
最後に
小学生がプログラミングを学ぶ場合、たくさんのツールがあるので、その子に合った教材を選ぶことが大切です。
勉強というより、遊びの一環として気軽に取り入れてみることをおすすめします。