小学生がプログラミングを学ぶべきかどうか、疑問に思う方は少なくないでしょう。
この記事では、なぜプログラミング教育が注目されているのか、またプログラミングを学ぶことでどのようなメリットがあるのか、さらには無理に学ばせるべきではない理由まで幅広く解説します。
プログラミング教育の重要性とは
現代社会では、多くの職業がデジタル技術なしでは成り立たなくなっています。
例えば、AIを活用したデータ分析や自動化技術は、ビジネスから医療まで幅広い分野で重要な役割を果たしています。
プログラミング教育の目的は、単にコードを書く技術を習得することではありません。真の目的は、論理的思考力や問題解決能力の育成、そして創造力を広げることにあります。
論理的思考力、問題解決能力、創造力はどのような職業でも役立つスキルです。
プログラミングを学ぶことをおすすめする理由については下記の記事も参照下さい。
プログラミング教育は必須ではない
一方で、全ての子供が必ずしもプログラミングを学ぶ必要があるわけではありません。
プログラミング教育をおすすめしている中で矛盾しますが、正直な思いです。
重要なのは、子供が自分の興味や関心に基づいて学びを深めることです。
もしプログラミングに興味を持たなかったとしても、それが悪いことではありません。多岐にわたる教育の選択肢の一つとして、プログラミングはあくまで一つの可能性を提供しているに過ぎないという視点も大切です。無理に学ばせることが逆効果になる場合もあります。
プログラミング教育以外でも論理的思考や創造力を育てることはできます。
プログラミング教育は強制しない方が良い
前項で、プログラミング教育は必須ではないとお伝えした通り、子供にプログラミングを強制することは避けた方が良いでしょう。
学校でプログラミングの授業がある方は積極的に学んでほしいと思うかもしれません。
強制された学びは楽しさを損ない、逆効果になることが多いからです。子供が自然に興味を持つような環境を整えることが重要です。
たとえば、ゲームやアニメーションを作るなど、子供が興味を持ちやすい題材を使うことで、プログラミングの楽しさを伝えることができます。興味を持って自発的に学ぶ姿勢が、最も効果的な学習を促進します。
子供がプログラミングを楽しむコツ
子供がプログラミングを楽しむためには、まずは簡単なことから始めることが大切です。
ScratchやCode.orgなどのオンラインプラットフォームを利用すれば、視覚的なブロックを組み合わせるだけでプログラムが作れます。
また、親子で一緒にプログラミングに取り組むことで、学びの時間が楽しい体験となります。子供が成功体験を積み重ねることで、自然に興味を持ち、さらなる学びへの意欲が高まります。
子供に「一緒に遊ぼう!」と言って、勉強と思わせずに初めてみるのがおすすめです。無料で使えるツールが色々あるのでこちらの記事を参考にしてみて下さい。
プログラミングは特別なものではない
プログラミングは決して特別なものではなく、誰にでも習得できるスキルだと思っています。
プログラミングというと何かよくわからないけど難しそうと感じる方もいるかもしれませんが、数学が得意とか、英語が得意とか、何か特別なスキルが必要なわけではありません。
私は理系ではないですが、プログラミングは得意です。
しかし、私は元々論理的に考えたり、説明したりすることが苦手で、IT企業に入社した時も上司や先輩からプログラミングセンスが無い!と叱られていました。
今では、当時の叱られていた話をしても信じてもらえない程、プログラミングは得意になりました。しかも、何かを説明すると「わかりやすい!」と言われるようにもなりました。
私のように、数学や論理的に考えることが苦手でも習得できます。習得する上で一番大切なことは「続けること」です。
プログラミングを他の科目と一緒に習うのもおすすめ
プログラミングだけを習うことに不安を感じる場合は、他の習い事と一緒にしてしまうのもおすすめです。
小学生になると、算数や国語の通信講座を始める方も多いと思います。その通信講座にプログラミングの講座も含まれているものが沢山あります。
プログラミング講座は追加料金不要で受講できる場合がほとんどです。
プログラミングと一緒に他の科目も学べる通信講座やはいくつかありますが、ここでは一例として「スマイルゼミ」をご紹介します。
通信講座:スマイルゼミ
スマイルゼミは、専用のタブレットを使用して学習するスタイルを採用しているオンライン学習サービスです。
家庭学習を効率化し、子どもたちが自主的に学習できる環境を提供します。教材はデジタル化されており、文字やイラスト、音声、動画など、多岐にわたるメディアを組み合わせて理解を深める仕組みが整っています。
タブレット学習に特化した教材です。
スマイルゼミのプログラミング講座は「教科×プログラミング」というのが大きな特徴です。
例えば、「算数×プログラミング」や「理科・社会×プログラミング」等の組み合わせで、各教科の学びを深めながらプログラミング的思考を育てることを目標とした構成になっています。
講座の特徴を見た時によく思いつくものだな!と驚きました。
配信される頻度が少ない場合が多いので、学習ボリュームは少な目です。
小学生になると、算数や国語の通信講座を始める方も多いと思うので、プログラミングの学習も試しに受けてみたい方にはおすすめです。
最後に
プログラミング学習は楽しんで取り組む程どんどん伸びてくるものだと実感しています。
どんな習い事もそうかもしれません。
スポーツであれば持って生まれたポテンシャルに左右されることもあるかもしれませんが、個人的な考えとしては、プログラミングは特別な能力が必要な学習ではないと思っています。
プログラミングに取り組む手段はたくさんあるので、お子さんに合う方法を見つけることが大切だと考えています。このブログのその一助になれば幸いです。